把瑠都に入門勧めた“恩人”も感慨「びっくり」

[ 2012年1月21日 06:00 ]

大相撲初場所13日目

(1月20日 両国国技館)
 把瑠都が入門するきっかけをつくった倉園一雄氏(56=国際相撲連盟理事)も初優勝に感慨ひとしおだ。「一報を聞いてびっくりしました。2012年は優勝したいと言っていましたから」

 16年前に国際相撲連盟から相撲普及のためにエストニアに派遣された際、11歳で既に身長が1メートル70あった把瑠都の将来性を見込み来日を勧めた。それ以来、相撲で負けた時など相談の電話があるたびにアドバイスを送った。優勝を聞いた直後に早速、大関に電話し「ありがとうございました」と感謝の言葉を掛けられたという。大関昇進後に母国にまわし100メートル分と相撲マットを贈りたいとの思いを伝えられた時は、実現のために奔走。「彼が母国に相撲を伝えたいという思いは強いです」。やんちゃなイメージが強い把瑠都だが、相撲に対する熱い気持ちは忘れていない。

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2012年1月21日のニュース