錦織「今年来ている」ベネトー戦に向け入念練習

[ 2012年1月21日 06:00 ]

混合ダブルスでペアを組むクルム伊達の練習を見る錦織圭

全豪オープンテニス第5日

(1月20日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 現行の世界ランキング制度が導入された73年以降の4大大会では日本男子初のシード選手として出場している世界ランキング26位の錦織圭(22=フリー)は21日のシングルス3回戦で同39位のジュリアン・ベネトー(30=フランス)と対戦する。20日は約1時間、会場で練習を行った。第2シードのラファエル・ナダル(25)、第3シードのロジャー・フェデラー(30)は順当にベスト16入りを決めた。

 この日試合のなかった錦織は約1時間、ベネトー戦へ向けて汗を流した。相手は全豪前のシドニー国際で準優勝と勢いに乗っており、過去1度の対戦(07年レッグメイソン・クラシック)では負けている。「今年来ている選手。ストローク戦になると思う」と警戒しておりストロークやサーブを入念に確認した。

 全豪の日本男子で1大会3勝すれば、1932年大会(当時は32人出場)でベスト4入りした佐藤次郎以来80年ぶりになる。4回戦進出は08年全米以来4大大会自身2度目。快挙へ向けての準備は万全だ。

 練習後は、同じコートで入れ違いで練習したクルム伊達とリラックスムードで談笑。初めてペアを組む混合ダブルスの初戦は22日が濃厚で、クルム伊達からは対戦相手の情報を入手していた。

続きを表示

2012年1月21日のニュース