４９ｅｒｓ　１７年ぶりＮＦＣ決勝進出　残り９秒で逆転

ＮＦＬプレーオフＮＦＣ準決勝 ４９ｅｒｓ３６―３２セインツ

（1月14日）
　９季ぶりにプレーオフに進出した４９ｅｒｓがセインツを３６―３２で下し、５度目のスーパーボウルを制した９５年以来、１７年ぶりにＮＦＣ決勝に進んだ。セインツはＱＢドリュー・ブリーズ（３２）がパスで４６２ヤード、４ＴＤを挙げたが惜敗。２年ぶり王座奪還はならなかった。ＡＦＣではペイトリオッツがブロンコスに圧勝で通算９連勝。ＱＢトム・ブレイディー（３４）がプレーオフ記録に並ぶ６つのＴＤパスをマークした。

　第４Ｑはリードが４度も変わる大激戦。４９ｅｒｓは残り１分３７秒にＴＤパスを許して２９―３２とされたが、自陣１５ヤード地点からのドライブをＱＢスミスがノーハドルとショットガンで着実に攻めていった。残り９秒にはＴＥデービスに１４ヤードのＴＤパスを成功させて決着。この日２つ目のＴＤレシーブを、タックルされながらエンドゾーンに倒れ込んで成功させたデービスは「Ｔｈｅ・Ｇｒａｂ（つかむ）と呼んでくれよ。仲間のために何かをしなければいけなかった」と、興奮気味に振り返っていた。

　≪接戦に強さ発揮≫　４９ｅｒｓはこれで今季１４勝３敗。１４勝のうち５勝が逆転（敵地で４度）で、接戦に強さを発揮している。