日本、ロシアにストレート負け…最終予選に不安

[ 2011年12月3日 06:00 ]

<日本・ロシア>第3セット、マキシム・ミハイロフ(中央奥)のスパイクを呆然と見送る八子(左から2人目)ら

バレーボールW杯男子第9日 日本0-3ロシア

(12月2日 国立代々木競技場)
 世界ランキング18位の日本は同2位のロシアに0―3で敗れた。2勝7敗の勝ち点8で12チーム中10位と低迷。既に3位以内に与えられるロンドン五輪出場権獲得の望みを断たれているが、来年6月の世界最終予選へ不安を残す内容となった。

 第1セットを取り損ねたことが全てだった。最大5点差のリードから23―23と追いつかれたところで、石島が2本連続してサーブレシーブをミス。日本の生命線である守備が乱れては、格上から勝機を見いだせるはずはない。第2セットをあっさり落とし、粘った第3セットも最後はロシアに押し切られ、石島は「本当に申し訳ない」と何度も頭を下げた。

 第1セットを競った末に落として、息切れするのは3日前の米国戦と同じ展開。植田監督は「精神的なスタミナが足りない」と指摘した。3日の対戦相手は世界ランキング3位のイタリア。強豪相手とはいえ、同じ負け方が続くようでは、世界最終予選での切符獲得もおぼつかない。

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2011年12月3日のニュース