吉田沙保里 来年1月2日に被災地初訪問

[ 2011年12月2日 06:00 ]

 ロンドン五輪でレスリング女子55キロ級の3連覇を狙う吉田沙保里(29=ALSOK)が来年1月2日、東日本大震災の被災地を初訪問することになった。

 これは、年末年始に柔道と合同で行われる年越し合宿終了後に岩手県宮古市などを訪問。実際に被災地の様子を視察し、4日までの間、現地のレスリング関係者とも交流する計画。吉田が高校時代に参加したレスリング女子の大会でお世話になったという、宮古商レスリング部の上野三郎・元監督の住む山田町にも足を運ぶ予定という。

 所属先のALSOKの募金活動に参加したり、現地の小学生にランドセルを贈る活動も行ってきたりした吉田が、実際に被災地に入るのは初めて。日本女子初となる五輪3連覇が懸かる重要な五輪イヤーの始まりに、吉田は「実際に(被災地を)この目で見ると、受ける感じが違うと思う。被災された方に元気を届けたいという気持ちが強くなるんじゃないか」と意義を見いだしている。

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2011年12月2日のニュース