デサントが新水着発表 古賀「最後までキックが打てる」

[ 2011年11月2日 06:00 ]

デサントが2012年に発売する、腹部側と背中側で異なる素材を使った新水着

 スポーツ用品メーカーのデサントがロンドン五輪イヤーの新水着を都内で発表した。

 引っ張る力(張力)の異なる2種類の素材を使用しているのが特徴で、「自分の力を再利用する」のがコンセプト。腹部側には張力の弱い素材、背中側には張力の強い素材を配置してバネのような構造を作っている。キックを打ち下ろした際には背中側の張力の強い素材が伸び、その反動を利用して脚が元に戻りやすくなるという。同社の測定データではドルフィンキックの推進速度が従来より約1%向上、キック力も持続する。テストした09年世界選手権男子100メートル背泳ぎ覇者の古賀淳也(24=第一三共)は「最後までキックが打てる」と効果を口にした。前回の北京五輪時は体を締め付けて抵抗を減らした英スピード社のレーザーレーサーが大きな話題となった。今後各社がどんな水着を発表するか注目だ。

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2011年11月2日のニュース