最悪86位発進 ウッズ初の2戦連続予選落ち危機

[ 2011年10月8日 06:00 ]

13番でティーショットを放つウッズ

フライズコム・オープン第1日

(10月6日 米カリフォルニア州・コードベールGC=7368ヤード、パー71)
 8月の全米プロ以来、2カ月ぶりにツアーに復帰したタイガー・ウッズ(35=米国)は、2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73を叩いて86位。パッティングに精彩を欠き、プロでは一度も経験していない自身2試合連続の予選落ちという危機に直面した。ブレンダン・スティール(28=米国)ら4人が67をマークして首位。今田竜二(34)は75の118位と大きく出遅れた。

 ウッズは出だしの1番でバーディーを奪ったものの、2、3番と連続ボギー。1・8メートル以内のパットを3回外し、16番の1・2メートルのパーパットでさえ、ボールはカップの周囲をぐるりと回るほどだった。「今までの中で最悪のパッティング。グリーン上で何もできなかった」。全米プロで予選落ちした後は痛めた左足のリハビリに努め、1日に36~45ホールを回れるほどに回復。「いい仕上がりだ」と自信をのぞかせていただけにショックは隠せなかった。

 この大会は来季のシード権を争う賞金ランクの下位選手だけが出場する秋季シリーズ。しかし、同ランク118位(世界ランク51位)のウッズにとっては大きな“壁”を感じる滑り出しとなった。「ショットは悪くない」と語ったかつての最強王者。2日目に70位までに入らないと、全米プロ同様に2日間で姿を消すことになる。

 ≪予選落ちは過去7回≫ウッズの米ツアーでの予選落ちは過去7回。2試合連続予選落ちはアマ時代に参戦した94年に記録しているが、96年のプロ転向以降はない。

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2011年10月8日のニュース