悪条件克服 入江 大会新で連続優勝も「あまりよくなかった」

[ 2011年6月9日 08:16 ]

男子100メートル背泳ぎ 53秒72の大会新で優勝した入江陵介(手前)

 競泳の欧州グランプリ第2戦、カネ大会第1日は8日、フランスのカネで行われ、男子100メートル背泳ぎで入江陵介(イトマンSS)が53秒72の大会新記録で第1戦に続いて優勝した。古賀淳也(第一三共)は54秒49で3位だった。

 入江は今季の好調さを終盤で発揮し、初戦に続く大会新で制した。バルセロナでの第1戦を終え、移動して中2日でのレース。疲労に加え、地中海に臨む南フランスの屋外プールに強風が吹き荒れる悪条件も克服したが「タイムを(初戦から)落としたし、あまりよくなかった」と満足はしていなかった。

 気温が下がり「体が動きにくくなっていた」と振り返った一戦。前半を3位で折り返し、ラスト20メートルで上位を抜いた。入江は「隣のコースのフランス選手と競った中で、落ち着いてレースができたのが収穫」と冷静に分析した。(共同)

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2011年6月9日のニュース