八百長に最長10年間の禁錮刑も…不正一掃へ、厳罰検討

[ 2011年6月3日 22:12 ]

 オーストラリア政府がスポーツ界での不正対策として、八百長に関与した違反者に最長10年間の禁錮刑を科す方向で検討を進めている。豪公共放送ABCなどが3日伝えた。

 日本の大相撲界では八百長問題が深刻化したが、スポーツ大国オーストラリアでも、政府当局の認可を受けたスポーツ賭博などに絡む不正がたびたび起きており、政府が八百長対策に本腰を入れ始めた。

 アービブ・スポーツ相(閣外相)は「不正がいったん根付くと人々は結果を疑い始め、スポーツの高潔さを脅かすことになる」と強調。「八百長の罪は軽くないというメッセージを送る」として、関係当局との詰めの協議を近く本格化させる方針を示した。(共同)

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2011年6月3日のニュース