「気合入った」魁皇 横綱撃破で“マジック1”

[ 2011年5月23日 06:00 ]

白鵬(右)を寄り切る魁皇

大相撲技量審査場所千秋楽

(5月22日 両国国技館)
 ベテラン大関・魁皇が最後に意地を見せた。立ち合いから右上手をがっちりと引くと白鵬をこん身の力で寄り切って9勝目を挙げ、横綱・千代の富士の持つ通算勝ち星記録の1045にマジック1とした。

 「気合入った。上手がつかめたので慌てないで攻めるところで攻めた。体が動いた」と横綱撃破に安どの表情を浮かべた。師匠の友綱親方(元関脇・魁輝)は「来場所へ向けて思い切ってやった。必死の姿を見た」と目を細めた。7月場所は記録更新に期待がかかる。「あまり考えてない。次の場所はどうなるのかもある」と言いながらも「気持ちが切れないようにしたい」と前を向いていた。

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2011年5月23日のニュース