予選から出場する小塚 タフな日程にも前向き

[ 2011年4月24日 18:39 ]

 25日にモスクワで開幕するフィギュアスケートの世界選手権に、日本勢でただ一人予選から出場するのが男子の小塚崇彦(トヨタ自動車)だ。表彰台を争うライバルたちより1回多く滑らなければならないが、22歳の全日本王者は「予選も本番の気持ちで滑ればいいとしか思っていない」と前向きにとらえている。

 予選は、本戦の出場選手数を削減する目的で今大会から導入された。日本の男子は昨年の世界選手権で出場枠「3」を確保。だが、織田信成(関大大学院)が28位と低迷したために1人は予選出場を義務付けられ、それが世界ランキングで最も低い小塚となった。

 本戦から登場する高橋大輔(関大大学院)、織田ら18人とともに予選の上位12人が27日のショートプログラム(SP)に臨む。小塚の通過は確実だが、予選でフリーを滑り、2日後にSP、その翌日に再びフリーとタフな日程になる。

 指導する佐藤信夫コーチは「1回でも人より多く滑れることはいい面。でも(28日の)フリーで4分半に全力投球するスタミナが残っているか。息つく暇がない中で乗り越えていかないと」と教え子の奮起に期待した。(共同)

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2011年4月24日のニュース