蒼国来と星風 引退勧告に応じず訴訟の可能性も

[ 2011年4月11日 18:54 ]

 日本相撲協会の臨時理事会で処分を通告された蒼国来と星風は11日、そろって引退勧告に応じない姿勢を示し、訴訟を起こす可能性も示唆した。

 蒼国来は「弁護士と相談する。訴えるというか、とにかく本当のことを明らかにしたい」とまくしたて、星風は「退職金は一切いらない。こんな簡単に人の首を切るなんておかしい」と訴えた。

 聞き取り調査で一貫して関与を否定していた両力士は特別調査委への不信感をあらわにした。蒼国来は潔白を主張する上申書を理事会に提出したという。星風は「『調べてみたら(元春日錦との取組は)ガチンコ(真剣勝負の意)でした。シロです』と言われた」と、一度は関与が認められないと通達されたことを明らかにした。

 その後、元千代白鵬との一番が八百長と認定され「人にお願いして勝ったことなんてない。22人は(引退届などを)出したけど(八百長を)やってないのに出す必要はない。俺にもプライドがある」と語気を強めた。

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2011年4月11日のニュース