09年金の古賀まさか…派遣標準を突破できず

[ 2011年4月10日 06:00 ]

男子100メートル背泳ぎ決勝 53秒10で優勝した入江陵介

競泳世界選手権代表選考会第1日

(4月9日 浜松市総合水泳場)
 男子100メートル背泳ぎで、09年世界選手権金メダルの古賀が派遣標準を突破できず「まさかこんなに(タイムが)遅いとは思わなかった」と苦笑いを浮かべた。

 第一三共入社後初の大会で、スタートは「凄く手応えがあった」というが、中盤から入江の猛追をかわすことができず。最終日の50メートルに世界選手権の代表入りをかけることになった。一方、ライバルを破り代表内定した入江は「このタイムじゃ世界のトップとは戦えない」と得意の200メートルに気持ちを切り替えていた。

 <女子200メートルバタフライ 星が日本新「悠子さんに安心してもらえるかな」>北京五輪代表の星が2分6秒05の日本新記録を樹立。「(前記録保持者の中西)悠子さんが引退したあと、自分が引っ張らなきゃいけないと思っていた。ようやく悠子さんに安心してもらえるかな」と歓喜の涙を浮かべた。昨夏のパンパシ後にコーチが代わり、泳ぎも改良。ストロークが大きくなり、上下動が少なくなったことで「200メートルで2~3回、ストロークが減った」と手応えは十分。「国際大会で自己ベストを出してメダル争いしたい」と目標を掲げた。

 <女子100メートル背泳ぎ 寺川Vも「申し訳ない気持ち」>レースを制した寺川は開口一番で「申し訳ない気持ち」と無念の表情を浮かべた。タイムは59秒17で、自身の持つ日本記録に0秒04及ばず。「復興支援の大会で、ほかの選手が日本新記録を出しているのに、私のところで波を止めてしまった感じ」と寺川。それでも「前半から積極的にいくいいレースはできたので、200メートルにつなげていきたい」と最後は気持ちを切り替えていた。

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