八百長の特別調査委員会 琴春日、蒼国来らの関与認定

[ 2011年3月30日 20:49 ]

 大相撲の八百長問題で、幕内の琴春日(33)=本名山田桂吾、福岡県出身、佐渡ケ嶽部屋=と蒼国来(27)=本名恩和図布新、中国出身、荒汐部屋、十両旭南海(33)=本名健博一、鹿児島県出身、大島部屋=が、実態解明に当たる特別調査委員会から八百長関与を認定されていたことが30日、関係者の話で明らかになった。

 関与が判明した幕内力士は、ともにモンゴル出身の猛虎浪と光龍と合わせて4人となった。琴春日と蒼国来の名前は、八百長メールになかった。

 この日、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)と荒汐親方(元小結大豊)が東京都内で特別調査委の聞き取り調査を受け、大島親方も同日までに調査を受けていたことが判明。特別調査委関係者によると、関与を認定された力士、親方の監督不行き届きで、それぞれの師匠にも処分を科す方針で、聞き取りを実施している。

 特別調査委は既に十両千代白鵬ら4人の関与認定を公表。谷川親方(元小結海鵬)や十両霜鳳らの関与認定も明らかになっている。

 特別調査委は4月1日に処分案を最終決定し、同日の日本相撲協会理事会で処分が決まる。

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2011年3月30日のニュース