親方衆は“ホッ”「生活が懸かっているんだ」

[ 2011年2月10日 06:00 ]

大相撲八百長問題

 臨時理事会の決定で、中止になった春場所分の部屋維持費や力士の養成費などの経費、力士の手当が支給されることになり、親方たちから安どの声が漏れた。諸経費は食費や光熱費などにも充てられる。

 これがなければ部屋運営に深刻な影響を及ぼす可能性もあっただけに、湊親方(元幕内湊富士)は「安心したよ」と笑顔をのぞかせた。「われわれは明日の生活だって懸かっている」と八百長問題に憤っていた芝田山親方(元横綱・大乃国)も「ありがたいこと」とほっとした表情。その上で「弟子には、一般の人は仕事がなかったら給料はもらえないんだ、と話している。与えられた仕事を一生懸命やらなければならない」と神妙に語った。

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2011年2月10日のニュース