10歳少女2人が“福原愛超え”全日本で最年少勝利

[ 2011年1月19日 21:13 ]

卓球の全日本選手権

(1月19日 東京体育館)
 19日に東京体育館で行われた卓球の全日本選手権で10歳の少女2人がシングルスの最年少勝利を成し遂げた。ともに小学4年生の平野美宇選手(ミキハウスJSC山梨)と伊藤美誠選手(豊田町スポーツ少年団)が女子シングルス1回戦を突破し、11歳で達成した福原愛選手(ANA)の記録を塗り替えた。

 19歳の東北福祉大1年生を破った伊藤選手は10歳2カ月で最年少記録となり、殺到した報道陣に向かって「愛ちゃんの記録を抜かしたいと思っていた」と“福原選手超え”に笑みを浮かべた。10歳9カ月の平野選手は強豪校の高知・明徳義塾高3年生に快勝して「(シングルスで勝つことが)目標だったのでうれしい」と喜んだ。

 平野選手は山梨県中央市の田富北小、伊藤選手は静岡県磐田市の磐田北小に通う。ともに3歳ごろに卓球を始め、年代別の全国大会で優勝経験がある素質の持ち主だ。元祖天才少女と呼ばれた福原選手は「将来は日本代表になって、世界で戦えるようにもっと強くなってほしい」とエールを送った。

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2011年1月19日のニュース