12季ぶり王座奪還へ 慶大が新体制を発表

[ 2011年1月19日 06:00 ]

慶大ラグビー部の田中真一新監督(左)と野沢武史新ヘッドコー

 慶大ラグビー部は18日、日本にラグビーを伝えたとされる田中銀之助氏のひ孫でOBの田中真一新監督(44)と元日本代表フランカーでOBの野沢武史新ヘッドコーチ(31)の就任を発表した。田中新監督は「目指すターゲットは大学選手権優勝」と12季ぶりの王者奪還を誓った。

 今季まで慶応高を率いた新指揮官は、04年から3年半にわたって武見敬三元参院議員の公設第二秘書を歴任。「自民党が公募していた衆院神奈川4区の候補者最終面接が10日でした。でも8日に監督就任要請をいただき、銀之助さんの目に見えない力が働いた。天命と感じてお引き受けしました」と国政進出を蹴って母校の監督に就任したことを明かした。また、「塾蹴球部憲章」を掲げ(1)慶応幼稚舎から16年間の一貫指導体制の構築(2)地獄の山中湖合宿復活(3)午前6時からの全部員一斉練習――の3項目の改革案を提示。「チーム一丸で小よく大を制すラグビーを目指す。曽祖父の功績に恥じない結果を残したい」と力を込めた。

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2011年1月19日のニュース