坂本 女子48キロ級初V!通算6度目優勝

[ 2010年12月23日 06:00 ]

<女子48キロ級決勝>坂本が三村を投げ飛ばし、続行不能にして勝利

 レスリング全日本選手権第2日は22日、東京・代々木第2体育館で行われ、女子48キロ級で、11月の広州アジア大会で3位に沈んだ世界女王の坂本日登美(29=自衛隊)が同階級では初、51キロ級と合わせて通算6度目の優勝を飾った。男子グレコローマン55キロ級ではアジア大会金メダルの長谷川恒平(26=福一漁業)が4連覇。同60キロ級では世界選手権銀メダルの松本隆太郎(24=群馬ヤクルト販売)が2連覇した。

 坂本は準決勝までは相手にポイントを許す苦しい戦いだったが、決勝の三村戦はタックルからフォール勝ちで圧倒。昨年のこの大会の優勝を最後に現役引退した妹・真喜子さんから祝福されると「全日本でも負けるんじゃないかと不安があった。妹の顔を見たら気が緩んだ」と号泣した。アジア大会では減量に苦戦し、本来の力を発揮できなかったが「今回は食事をとりながら落とせた」と納得顔。ロンドン五輪へ向けて最高の再出発となった。

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2010年12月23日のニュース