金庚泰は5位…パット不調もランク1位の余裕

[ 2010年12月3日 06:00 ]

4番、豪快にティーショットを放つ金庚泰

 【日本シリーズJTカップ第1日】金庚泰は余力を感じさせる5位発進となった。ボギーなしで1イーグル、2バーディーの66。安定したショットでチャンスを量産しながらも、平均パット22位の数字が示すようにパットがいまひとつ。最終18番もカラーからパターで狙った一打が、カップをのぞき込むような状態で止まって「あれウソね」と苦笑いを浮かべるしかなかった。

 それでも賞金ランク1位の実力は随所に発揮した。6番パー5では残り255ヤードから1・5メートルに2オンさせて楽々のイーグル。17番パー5でも1・5メートルのイーグルチャンスをつくった。首位に立った池田も「もう少しパットが入ってたら、自分よりいいスコアなんじゃないかと予感させた。敵にするには十二分な選手」と警戒感を強めた。
 池田と3606万円差で賞金ランク首位に立つ金庚泰は、池田が優勝しても単独8位以上なら賞金王が決まる。「池田選手はナイスプレーで優勝のチャンスもあると思う。だけど私もいいプレーだから、池田選手が優勝しても大丈夫。あとは自分だけ」と冷静に状況を見極め、韓国人初の賞金王への意欲をにじませた。

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2010年12月3日のニュース