先輩・砂村氏絶賛!メイジの司令塔が早明戦に闘志

[ 2010年12月3日 06:00 ]

早大・辻監督の就任と同時に復活した「緊張」の張り紙

 関東大学ラグビー対抗戦グループの早明戦(5日、国立)に向け、明大のSO田村優(4年、国学院栃木出)が2日、早大の元日本代表SO山中亮平(4年、東海大仰星出)との司令塔対決を制し、12年ぶりの全勝優勝を果たすことを誓った。

 2人は早明戦でともに1年生から10番をつけ、今回で4年連続の対戦。実績では高校と大学で日本一に輝いた山中にリードを許しているだけに、田村は「一番張り合いのある相手。最後に決着をつけたい」と並々ならぬ決意を示した。この日は全体練習後にBK陣の先発メンバーだけが集まり、約1時間サインプレーなどを入念に確認し、決戦に備えた。
 メイジのSOで早明戦に4年間先発したのは77~80年の砂村光信氏(現リコーアドバイザー)以来30年ぶりとなる。砂村氏は「個人技よりもラインを動かせるようになった」と田村の成長ぶりを絶賛。来季はNEC入りする田村は「人生最後の晴れ舞台のつもりでやる」と力を込めた。

 <早大・山中「意識しない」>SO山中は闘志を燃やす明大・田村に対し「僕は意識せず、自分のプレーに集中したい」と話した。4度目の早明戦も「こだわり過ぎても自分のプレーはできない」とあくまで平常心で臨むつもりだ。今季は日本代表にも初めて選ばれ、カーワン・ヘッドコーチから細かい指導を受けた。「ゲームメークが良くなったと思う。メイジFWは強いと思うけど押された時のことも考えている」と話した。

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2010年12月3日のニュース