藤田、さすがの小技…初タイトルへ好発進

[ 2010年10月14日 18:26 ]

 【日本オープン第1日】「一度は取りたい」というタイトルへ藤田寛之が上々のスタートを切った。インから出て前半を32で折り返すと、後半もボギーなしの2バーディー。「自分でもびっくり。パターのおかげ」と日に焼けた顔をほころばせた。

 小技がさすがだった。12番のイーグルはチップイン。五つのバーディーはすべて3メートル以上のパットを決めた。普段から3本のパターを携行するという藤田。このところエースの1本がしっくりこず、「2番手」も前週いまひとつ。この日は「思い切って選んだ3番手」がさえ渡った。
 しかし、夏場から不調というショットは「相変わらず駄目。自信を持てない」とため息。優勝を意識しつつも「(タイトルが)欲しい、欲しいと言ってももらえない。毎日アンダーパーで回って、日曜日の最後の4、5ホールまで優勝争いをしていることが大事」と、自らに言い聞かせた。

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2010年10月14日のニュース