荻原健司氏「メダリストをつくりたい」

[ 2010年8月29日 06:00 ]

北野建設スキー部の部長に就任し、ジャンプ台の前でガッツポーズする荻原健司氏

 今月1日付で北野建設スキー部長に就任した荻原健司氏(40)が28日、ノルディックスキーのサマーGPが行われている長野・白馬ジャンプ競技場で就任会見を行った。

 92年アルベールビル、94年リレハンメル両五輪のノルディック複合団体で金メダルを獲得した荻原氏は02年ソルトレークシティー五輪後に引退しており、スキー界への復帰は8年ぶり。先月3日に死去した小野学氏の後任に就任し「身が引き締まる思いだし、正直、緊張している。(参院議員として)スキーから離れていて、寂しさも感じていた。選手を支える立場として全力を尽くしたい」と所信表明した。

 また、同部所属選手で、今冬の競技活動休止を表明しているモーグルの上村愛子(30)について「競技を続けるにせよ、引退するにせよ、完全にリセットして結論が出るまでは休んでいいと伝えている。中途半端は一番良くない」と無期限の休養許可を与えたことを明言。「五輪は2大会連続でスキーからメダリストが出ていない。現場で“何か”をつかんで、メダリストをつくりたい」と話した。

続きを表示

2010年8月29日のニュース