セメンヤの競技復帰を許可…性別疑惑に「結論」

[ 2010年7月6日 23:56 ]

 国際陸連(IAAF)は6日、性別疑惑の渦中にあった世界選手権女子800メートル覇者、キャスター・セメンヤ(南アフリカ)が女性として競技に復帰することを認めると発表した。セメンヤは早ければ、19日からカナダのモンクトンで行われる世界ジュニア選手権に出場する可能性もある。

 セメンヤは「再び走れることを幸せに思う。大きな大会にもう一度出られるか不安だった。私につきまとう議論とも争っていきたい」との声明を出した。
 IAAFは医療の専門家グループによる「彼女はすぐにでも競技会に参加できる」とする結論を受け入れたが、医学的な面での詳細は明らかにせず、今後もコメントはしないとしている。
 IAAFは昨年8月にベルリンで行われた世界選手権後にセメンヤへの性別検査を実施。セメンヤは検査結果が出るまで競技会に出場することができなかった。(AP=共同)

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2010年7月6日のニュース