会見では靴叩きつけ…ウッズ“大荒れ”途中棄権

[ 2010年5月11日 06:00 ]

プレーヤーズ選手権最終ラウンドで途中棄権し、カートに乗って引き揚げるタイガー・ウッズ

 USPGAツアー・プレーヤーズ選手権最終日は9日、米フロリダ州ポンテベドラビーチのTPCソーグラス(7215ヤード、パー72)で行われ、45位でスタートしたタイガー・ウッズ(34=米国)は首の痛みを訴え、7番をプレー中に棄権。記者の質問に答える際にはシューズを叩きつけるなど、ゴルフも精神状態も不安定だった。67で回ったティム・クラーク(34=南アフリカ)が通算16アンダーでツアー初優勝。今田竜二(33=フリー)は77で、通算2アンダーの39位に終わった。

 ウッズは7番の第2打を打ち終えると顔をしかめ、競技役員に棄権を告げた。マスターズ以来、首の後ろに痛みを抱えていたそうで「もう耐えられなくなった。原因は分からない」と語った後、医療専用車で37分間にわたって治療を受けた。前週のクウェイルホロー選手権は予選落ち。2週連続の不本意な結果にイライラは募り、会見中にシューズを床に叩きつけるなど大荒れ。痛みの原因は昨年11月の自動車事故による可能性もあるが、それを語れば9番アイアンで殴ったとされるエリン夫人の非を認めることになる。投げ捨てられたシューズだけがウッズの“本心”を知っているようだった。

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2010年5月11日のニュース