アテネ銅の中西が引退

[ 2010年4月7日 10:38 ]

 2004年アテネ五輪の競泳女子200メートルバタフライで銅メダルを獲得した中西悠子(28)=枚方SS=が引退届を7日までに日本水連に提出した。大阪府内の系列クラブで、ヘッドコーチを務めており、今後は指導者に専念する。

 中西は2大会連続のメダル獲得を目指した北京五輪の200メートルバタフライで5位に終わってからいったん競技の第一線を離れた。コーチ業を手伝うかたわらで練習を積み、昨年6月のジャパン・オープンで主要大会に復帰して200メートルで優勝、12月の東アジア大会にも出場した。だが、関係者によると、指導者に専念するため、09年度限りで引退する意向を早くから固めていた。2月の日本短水路選手権が最後のレースとなった。
 大阪府出身で、近大出の中西は、小柄だが粘り強い泳ぎを武器とし、バタフライの第一人者として活躍した。00年シドニー五輪200メートルは7位で、03年世界選手権200メートルは3位だった。

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2010年4月7日のニュース