ぶっきらぼうな池田「別に…」

[ 2010年4月7日 09:45 ]

練習ラウンドでティーショットを放つ池田勇太

 世界中のゴルファーにとってマスターズはあこがれの舞台だが、池田だけは例外といえそうだ。歴史と伝統を誇るオーガスタ・ナショナルGCに初めて足を踏み入れた感想も「別に…。特に何もないんだよね。アップダウンが多いくらいかな」とぶっきらぼうだった。

 さらに、予選ラウンドの豪華な組み合わせを聞いてもピンと来ない様子。世界ランキング2位のストリッカーについて「誰それ?」と平然と話し、派手な衣装でおなじみの英国の強豪、ポールターについて聞かれると、しばらく時間を置いて「ああ、あのカラフルな(服の)人ね」と一言。他国のゴルファーへの無関心ぶりは相変わらずで、世界中のゴルフ事情を収集し、マスターズ優勝を最終目標に掲げる石川とはどこまでも対照的だ。
 しかし、マイペースを貫く池田のキャラクターが、大舞台では吉と出る可能性もある。3万人が観戦した練習ラウンドにも「何とも思わないな。(緊張は)全然ねえよ」と話す。米国遠征も5週目を迎えたが「ケガも気にならずに百パーセントでできるし、今週は非常にいい出来」。ショットの状態もいい。わが道を行く24歳の初挑戦。面白いことになりそうだ。(共同)

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2010年4月7日のニュース