朝青龍 連続Vへモンゴル国旗掲揚で集中

[ 2009年11月15日 06:00 ]

 15日に初日を迎える大相撲九州場所(福岡国際センター)に向け、横綱・朝青龍が国旗掲揚で気分を高揚させた。

 14日に高砂部屋の宿舎、成道寺(福岡市中央区)にモンゴル国旗が掲げられ、道行く人々の視線を集めた。朝青龍が寺の許可を得て掲げたもので、長さ約50センチの旗は付け人が3万円で購入したという。朝青龍は3年ぶりとなる2場所連続優勝に並々ならぬ意欲を見せており、今月5日のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世との面会に続く集中力強化の手法とみられる。しこなど軽めの調整を終えた横綱は、たなびく旗を指さして「御利益あるから。祈れ!」と上機嫌。初日は若手の豪栄道と対戦するが「元気になっている相手だろ。楽しみだな」と余裕しゃくしゃくだった。

 ≪白鵬“鬼門”も突破に自信≫2場所ぶり12度目の優勝を目指す横綱・白鵬は、筑紫野市内の宮城野部屋で軽めの調整を行った。九州場所初日は04年を最後に勝ち星なし。05年は朝青龍に敗れ、06年は休場。07年は琴奨菊、昨年は安美錦に不覚をとった。それでも「負けたことは覚えてるよ。でも終わってみれば(最近2年は)優勝してる。初日負ければいいかな」と冗談を口にする余裕。「やることはやったって感じです」と、こちらも自信たっぷりだった。

続きを表示

2009年11月15日のニュース