秋場所ギリギリ…朝青 全治4週間

[ 2009年8月23日 06:00 ]

<本庄巡業>右ひざの負傷を気にしていたのか、白鵬(右)にあっさり寄り切られた朝青龍

 大相撲の横綱・朝青龍(28=高砂部屋)が22日、夏巡業が行われた埼玉・本庄市で、右ひざ内側側副じん帯損傷で全治4週間と診断されたことを明らかにした。13日の秋田市での巡業中に違和感を覚え、帰京後の16日に都内の病院で診察を受けたという。包帯を巻いた右ひざをサポーターでがっちりと固定した朝青龍は「この1週間ずっと治療している。高圧(酸素)とかハリとか打ってね」と説明。現在は快方に向かっているものの「まだひざを伸ばすと痛い」と話した。

 心配されるのは秋場所(9月13日初日、両国国技館)に出場できるかどうか。横綱は初の右ひざのケガにも「ギリギリだけど治すしかない。間に合うと思うよ」と強気に語ったが、順調に回復しても完治は場所直前。名古屋場所に続き稽古不足で臨むことは必至だ。
 この日は朝一番に都内の病院で治療を受けてから午前11時すぎに巡業会場入り。だが、部屋関係者が欠席届を前日に出し忘れたため一時は無断欠席扱いとなり、大島巡業部長(元大関・旭国)は「理事長に報告する」と激怒。誤解は解けたが、横綱にとってはまさに泣きっ面にハチだった。

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2009年8月23日のニュース