上野 紅白ゲスト出演!「開会宣言」有力

[ 2008年12月16日 06:00 ]

 ソフトボール女子日本代表のエース上野由岐子(26=ルネサス高崎)が、大みそかにNHKで放送される紅白歌合戦にゲスト出演することが15日、明らかになった。北京五輪のメダリストとしてはフェンシング男子フルーレ銀メダルの太田雄貴(23=森永製菓)に続き2人目。本番ではその年を代表する人物が行う「開会宣言」を行うことが有力視されている。

 08年の最後も、締めるのは上野だ。今夏の北京五輪で大ブレークした日本ソフトボール界の至宝が、紅白歌合戦のゲストとして大みそかのお茶の間に再び勇姿を見せることが、明らかになった。同局では毎年、長時間の生放送の冒頭に開会宣言を行っており、国民的ヒロインとなった上野がその大役の最有力候補に挙がっているという。また開会宣言だけでなく、特別審査員や応援団役を務める可能性もある。
 上野は日本女子ソフトの大黒柱として、北京でフル回転。1次リーグから通算6試合に登板し、5勝1敗の成績を残した。さらに、決勝トーナメント2日間は2試合連続の延長戦を含め、全3試合完投。「神さま、仏さま、上野さま」とも評された獅子奮迅の活躍で、五輪3連覇中だった米国を破り、ソフトボール最後の五輪金メダルを日本にもたらした。2日間で投げた球数は413球。「上野の413球」は今月1日に発表された流行語大賞の特別賞として表彰された。
 五輪後も国体、全日本総合選手権、日本リーグの国内3冠を達成。現在は、12年ロンドン五輪で正式種目から外れたソフトボールを、16年五輪で復活させるための活動にも真剣に取り組んでおり「ソフトボール界をもっと盛り上げて、もっと多くの人に知ってほしい」と積極的にメディアに出演している経緯がある。「26年生きてきた中で一番充実した1年」の締めくくりは、国民的番組への出演になる。

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2008年12月16日のニュース