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那須町焼損遺体事件 死体損壊の疑いで25歳男を逮捕 17日に都内の交番に出頭 供述では殺害を否定

[ 2024年4月22日 05:30 ]

 栃木県那須町の河川敷で焼損した男女の遺体が見つかった事件で、栃木県警などは21日、死体損壊の疑いで埼玉県越谷市、建設業平山綾拳容疑者(25)を逮捕した。認否を明らかにしていない。17日に東京都内の交番に出頭していた。警視庁と栃木県警は20日付で同庁大崎署に合同捜査本部を設置。他に複数が関わったとみて調べている。

 逮捕容疑は氏名不明の人物らと共謀し16日未明から朝にかけ、2人の遺体に火を付けて損壊した疑い。県警などによると、遺体は東京都千代田区、会社役員宝島龍太郎さん(55)と、妻とみられる40~60歳くらいの女性でいずれも窒息死だった。

 捜査関係者によると、16日午前0時ごろに都内の防犯カメラに宝島さんの姿が写っており、捜査本部は現段階でこれが最後の生存確認とみている。遺体は手足を縛られ、顔を袋とテープで覆われていた。遺棄現場付近の防犯カメラに黒い車が写り、平山容疑者とみられる男らが乗車。県警は車を押収していた。名義人は平山容疑者で、これまでの取り調べに「車を貸しただけで殺害には関与していない」との趣旨の供述をしたという。

 宝島さんらは東京都台東区のJR御徒町駅周辺で約10店舗の飲食店を経営。常連客はその一区画を“宝島ロード”と呼んでいた。一方で周囲の飲食店とのトラブルといった情報も確認され、県警は背景を調べていた。

 平山容疑者が住む越谷市のアパート住民によると、2、3カ月前に引っ越してきたという。住民の一人は「駐車場に埼玉県外のナンバーを付けた黒い車を止めていた。身長は1メートル70台後半で見た目は怖かった」と話した。

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