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小池都知事「学歴詐称疑惑隠蔽工作」元側近が会見 「図らずも隠蔽工作に加担してしまいました」

[ 2024年4月17日 15:20 ]

小池都知事の学歴詐称問題について会見する小島敏郎氏
Photo By スポニチ

 カイロ大学長名で2020年に出された小池百合子東京都知事の「卒業を証明する」との声明に関し、月刊誌「文芸春秋」の記事で「学歴詐称疑惑の隠蔽(いんぺい)工作に加担した」と告発した元側近の小島敏郎氏が17日、東京・日本外国特派員協会で会見を行った。

 「私は図らずも小池知事の学歴詐称隠蔽工作に加担してしまいました」と冒頭で改めて、加担してしまったとし、「小池知事は『日本人女性で初めてカイロ大学を主席で卒業した』と称しましたが、20年の再選のタイミングで都議会で学歴詐称疑惑が追及され、5月発刊の『女帝 小池百合子』が拍車をかけ、再選を目指していた彼女は窮地に陥りました」と経緯を語り出した。

 文芸春秋の記事によると、再選した20年7月の知事選前の6月、小池氏から疑惑への対応を相談され「カイロ大から声明文を出してもらえばいい」と提案。数日後に、駐日エジプト大使館のSNSに学長名の声明が出た。小島氏は声明文について、元ジャーナリストのA氏から自身が原案を作ったことを打ち明けられたとも証言している。

 小池氏は12日の定例会見で記事について反論。「声明は大学当局が意思をもって出されたと認識している」とし、「大学が何度も卒業を証明してきている。他の人が詐称とか言っているのは(意味が)分からない」と述べた。7月の都知事選に3選出馬するかどうか明らかにしていないが、「毎度毎度、選挙の度にこうした記事が出るのは残念だ」と話し、不快感をあらわにした。

 小島氏も同日、報道陣の取材に対応。「実際に卒業しているかどうか判断できる証拠を全部出してほしい」と要求。次の都知事選で小池氏がカイロ大卒業を名乗った場合、公選法違反容疑で刑事告発するか記者から問われると「その覚悟で準備している」と述べた。

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