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新潟 今季初の連敗 9戦ぶりホーム黒星 2戦連続無得点でサポーターからブーイングも

[ 2024年4月8日 04:44 ]

明治安田J1リーグ第7節   新潟0-1C大阪 ( 2024年4月7日    デンカS )

<新潟・C大阪>今季初の連敗を喫し、肩を落とす新潟の選手たち
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 J1新潟は、ホームでC大阪に0―1で敗れ、今季初の連敗を喫した。ホームでの黒星は昨年7月7日の神戸戦以来、9試合ぶり。スコアレスで折り返した後半24分に4試合連続での先制点を許すと、終盤は攻勢に転じたが、2戦連続の無得点に終わった。勝ち点8で順位は14位に。次節は13日、ホームで札幌と対戦する。

 もどかしい90分間だった。いつものようにボールを保持し、敵陣深くには進入するものの、クロスに対してゴール前の人数は少なく迫力を欠いた。終盤の攻勢もむなしく2戦連続無得点で敗れ、試合後にはサポーターからブーイングが起きた。松橋監督は「非常に残念。点が決められなかったことでさらに悔しさが倍増した」と総括した。

 この日は前節の磐田戦から先発9人を入れ替え、中3日の試合ながら開始から運動量豊富に仕掛けた。前半はMF松田が右サイドで最終ラインの背後を狙い続け、クロスを供給。後半は左サイドが活性化し、15分にはDF堀米からのパスを受けて左サイドを突破したMF太田の低いクロスに、FW高木がゴール前に飛び込むなど惜しい場面もつくった。

 しかし、C大阪の小菊監督が「全員がハードワークした結晶が勝利につながった」と話すように、相手の堅守の前に得点できない。すると隙を与えなかった守備もほころびを見せ、後半24分に日本代表DF毎熊のクロスから失点を喫した。

 松橋監督は、ゴールをこじ開ける方法は「決して奇麗じゃなくていい」と強調した。相手守備を崩しきることを求めすぎると、より高い質のプレーが必要となり「ゴールが後回しになる」。それよりもダイナミックにゴール前で仕掛けたり、好機で相手よりも先にボールに触ったりと、泥くささの重要性を指摘した。

 今季初の連敗。危機感を募らせる堀米主将は「てっぺんという言葉に引っ張られすぎて、上ばかりを見すぎないようにしたい。もう一度しっかりと足元を見て、みんなで同じ方向に向かっていけるようにしたい」と巻き返しを誓った。(西巻 賢介)

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