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浦和・興梠 J1新記録の18年連続ゴール 37歳エースが小笠原満男超え

[ 2024年3月18日 04:45 ]

明治安田J1リーグ第4節最終日   浦和4-4湘南 ( 2024年3月17日    レモンS )

前半、ゴールを決め喜ぶ浦和・興梠(右)(撮影・西海健太郎)
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 明治安田J1リーグは各地で3試合が行われ、浦和は敵地で湘南と4―4で引き分けた。プロ20年目の元日本代表FW興梠慎三(37)が前半11分に今季初得点となる先制ゴール。J1での得点を07年から18年連続に伸ばし、小笠原満男(鹿島)の17年連続を抜いて、歴代単独最長とした。湘南ではU―23日本代表に選出されたMF田中聡(21)が3点に絡んだ。

 「浦和のエース」興梠が前人未到の域に足を踏み入れた。尊敬する小笠原満男を超えるJ1で18年連続ゴール。05年に鹿島でプロキャリアをスタートさせてから20年目で、Jの歴史の扉を押し開いた。

 「記録で超えたかもしれないですけど、皆さんの記憶として超えることはできないと思うので、ちょっとでも近づけたなら凄いうれしい。記録が達成できたのは試合にコンスタントに出ているから。丈夫な体に生んでくれた親には感謝したい」

 偉業達成の瞬間は前半11分だ。右サイドでFW前田が抜け出すとゴールに全力疾走。「(前田)直輝と練習中からクロスのことでしょっちゅう会話している。どこでクロスを上げるか、上げた時に俺はここに入るからというのは約束事で決めていた」。折り返しに左足で合わせ、今季初得点で先制点を生んだ。

 前日には、日本代表に復帰したFC東京のDF長友佑都がJ最長のブランクとなる5054日ぶりのゴール。同じ86年生まれの活躍に触発されたかのような一発を興梠も叩き込んだ。

 年齢を重ねるごとにスタイルをマイナーチェンジさせてきた。「昔はよくドリブルしていたが、年を取るごとにドリブルできなくなった」。ポストプレーを極めようと日々の練習を過ごし、今は「何か変えないといけないかなとちょっと思う」。37歳になっても決して歩みを止めない。進化した姿でチームをけん引する。

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