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京都MF安斎悠人が土壇場で同点弾 城彰二、高原直泰に続く史上3人目の高卒新人開幕ゴール

[ 2024年2月25日 17:07 ]

明治安田J1リーグ第1節   京都1―1柏 ( 2024年2月25日    三協F柏 )

<柏・京都>後半、同点ゴールを決めた京都・安斎(左、右は平賀)(撮影・沢田 明徳)
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 高卒ルーキーが京都を救った。1点ビハインドの後半49分、セットプレーのこぼれ球に詰めたのは途中出場のMF安斎悠人(18)だ。高卒新人選手の開幕弾はFW城彰二(94年)、FW高原直泰(98年)に続く3人目の快挙で、敵地で勝ち点1獲得に貢献した。

 「先輩が出られない中で僕がメンバーに入った。チョウさんともしっかりと話して“責任が付いてくる”と思った。結果が付いて嬉しいけどチームが勝てなかったので、反省点として持ち帰りたい」と安斎。尚志(福島)から入団したが、チョウ貴裁監督によると「メンバーを選ぶ時に集中力が少し欠けているというか、散漫な感じはあった」。そこで前日24日に話し合った。

 「本当は高卒の選手にそういうこと言うのは良くないかなと思った。でも我々には選ばれない選手もいて、その選手には例えば結婚して子供もいて、本当に1日1日が勝負でもある。その選手を差し置いて選ばれたのを“ラッキー”と思うだけじゃいけない」(チョウ貴裁監督)。プロとしての心構えを説いた。

 クラブにとって18歳306日でのJ1ゴールはMF松井大輔の18歳340日を抜いて歴代2位の年少記録(1位はFW宮吉拓実の17歳239日)。指揮官はかつて指導した日本代表MF遠藤航(リバプール)に「似ている」と評価し「我々の希望でもあるので、これを自信に成長していってほしい」と、さらなる活躍に期待を寄せた。

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