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毎熊晟矢 日本代表入りは皆さんのおかげ

[ 2023年12月20日 06:00 ]

Jリーグアウォーズに出席した際のC大阪・毎熊
Photo By スポニチ

 C大阪の選手やスタッフが思いを語る連載「サクラ咲ケ」。今年の最終回はこの一年、大きな飛躍を遂げたDF毎熊晟矢(26)が9月に続いて2度目の登場。念願の日本代表入りを果たし、劇的な変化のあった1年を振り返ると同時に、サポーターへの感謝の思いも口にした。

 セレッソファミリーの皆さん、こんにちは。毎熊晟矢です。まずは今年一年間、たくさんの応援をありがとうございました。

 3日のシーズン最終戦・新潟戦の後は、サッカーから完全に離れて14日までしばらく休んでいました。体だけでなく、頭もサッカーから一度離れるというだけで、リフレッシュになりました。15日には講師として「関西サッカーフェス」に参加。純粋にサッカーを楽しみ、うまくなりたいという気持ちを感じる子供たちと触れ合いました。そこがサッカーをやっている原点だと思うので、改めて気づかせてくれました。ありがたいことに来年1月1日のタイ戦にも日本代表のメンバーとして呼んでいただいたので、これからはそこで試合ができる状態に持っていかないといけないと思っています。

 今年、日本代表に入れたのは、セレッソに関わる皆さんのおかげだと思っています。一度入ってからは「代表選手」という見られ方をしますし、メディアの方々の人数など、いろいろなものが変わりました。そこからは少し難しくはなりましたけど、振り返ると、日を追うごとに成長できたなと感じるシーズンでした。

 来季のことはまだわかりませんが、先日、強化部とも面談して「今後のセレッソに必要な選手」と言ってもらいました。梶野さん(強化部長)、小菊さん(監督)には日本代表に入るのを期待してもらっていたので、入ったときは安心しましたし、改めてシーズンの最後に言っていただけるのはうれしかったです。ありがたいですね。一つ言えるのは、お金じゃないと思っています。それ以上のものを、セレッソにはもらっていますからね。

 最後にセレッソファミリーの皆さんへ改めてお伝えしたいことがあります。決してきれい事ではなく、皆さんのおかげで代表に入れたというのは、心の底から思っていることです。感謝の気持ちしかありません。一年間、本当にありがとうございました。

 ◇毎熊 晟矢(まいくま・せいや)1997年(平9)10月16日生まれ、長崎県出身の26歳。小1から競技を始め、東福岡3年時に総体と選手権の2冠。桃山学院大を経て20年に長崎へ入団し、J2通算74試合出場6得点。22年にC大阪へ完全移籍し、J1通算59試合出場4得点。23年9月に日本代表へ初招集され、国際Aマッチ3試合出場。1メートル79、69キロ。利き足は右。

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