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代表初選出のC大阪DF毎熊「寝ぼけていたけどビックリして起きた」目指すは大先輩“長友ロード”

[ 2023年8月31日 19:16 ]

C大阪・毎熊晟矢
Photo By スポニチ

 日本協会は31日、欧州遠征(9日・ドイツ戦、12日・トルコ戦)に臨む日本代表26選手を発表した。今回、唯一の初選出となったのはDF毎熊晟矢(25=C大阪)。「1回(招集)だけでは意味がない。1日ごとの練習を大事にしてアピールしたい」と代表定着へ意気込んだ。

 代表選出の一報は今朝、クラブスタッフからの電話だった。「寝ぼけていたんですけど、ビックリして起きました」。すでに代表メンバーの最終候補には入っていたが「欧州遠征ですし、(入るか、入らないか)半々の気持ちでした」と本人にとっては“サプライズ”だった模様だ。

 アンダー世代での代表招集歴はなく、プロ入り後にFWからサイドバック(SB)に転向。当時J2長崎を指揮していた手倉森誠監督から「取り敢えずやってみて」と言われたのが運命を変えた。それでも当初は嫌で、吉田孝行コーチ(現神戸監督)に相談したこともある。その時「このまま行けば日本代表までいけると言われて、そこで前向きに捉えられた」。サイドバックとして覚悟を固めた。

 目指すは長友佑都ロードだ。東福岡の大先輩で、大学経由でプロ入りした点も同じ。ポジション変更後に才能が開花したのも通じる部分がある。「攻守にハードワークする部分は近い。すごく参考にさせてもらった選手の1人でした」。インナーラップも駆使する現代型SBで、C大阪の小菊監督からは“和製ハキミ”とPSG所属のモロッコ代表DFに例えられるほどの才能の持ち主。ブラボーな代表キャリアへの第一歩が、いよいよ始まろうとしている。

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