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元日本代表FWの高原直泰が現役引退 44歳、沖縄SVで代表取締役・監督・選手兼任 今季限りで

[ 2023年8月31日 17:14 ]

高原直泰
Photo By スポニチ

 元日本代表FWで現在はJFL沖縄SV代表取締役と監督、選手を兼ねる高原直泰(44)が今季限りで引退することを発表した。31日、沖縄SVが公式サイトで発表した。

 サイトでは「このたび、高原直泰選手が2023シーズンをもって選手を引退することになりましたのでお知らせいたします。なお、弊社代表取締役としてクラブを、監督としてトップチームを引き続き引率してまいります」と発表。

 高原はサイトを通じ「今季で選手を引退することにしました。ここまで多くの方々に支えられて選手を続けることができ、幸せな選手生活でした。本当にありがとうございました。選手としての残りの時間を全力で楽しんでいきます。チームは現在、苦しんでいる状況ですが、監督、選手として精一杯戦っていきます。今シーズンを終えるころに皆様に改めて詳しくお話する機会をつくりたいと思っておりますので、引き続き皆様のサポートをよろしくお願いします」とコメント。自身のインスタグラムなどでも引退を報告した。

 高原は98年に清水東から磐田入り。すぐに頭角を現し、リーグ優勝した02年には年間最優秀選手賞(MVP)と得点王を獲得した。海外では01年に期限付き移籍したアルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズをはじめ、ドイツの1部ハンブルガーSV(現2部)、フランクフルトで活躍。08年に浦和に移籍し、その後は韓国の水原、清水、東京V、相模原などでプレーし、16年からは高原自身が創設した沖縄SVで代表兼選手を務めてきた。

 Jリーグ昇格を目指してチームを率いる一方、かつてハンブルガーSV、フランクフルトとドイツのクラブに所属したことがきっかけで、社会貢献活動もスタート。コーヒーの知識が一切なかったにもかかわらず大規模な国産コーヒー豆の栽培を沖縄で始め、沖縄の地域資源を活用した商品開発に取り組むなど、地域活性化のため幅広い活動を行っている。

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