JFL高知　川崎Fに惜敗も意地見せつける　高知出身MF佐々木「これを生かしてJリーグに参入できたら」

天皇杯4回戦   JFL高知0―1川崎F （ 2023年8月2日    高知県立春野総合運動公園陸上競技場 ）

後半、競り合う川崎・シミッチ（左）と高知ユナイテッド・東家＝高知県立春野総合運動公園陸上競技場
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　天皇杯4回戦が各地で行われ、JFL勢で唯一16強に残っていた高知は、川崎Fに0―1で惜敗した。

　G大阪戦、横浜FC戦に続く3度目の“ジャイキリ”は達成できなかった。それでもJ1相手にまた、意地を見せつけた。

　堅い守備ブロックを敷いて相手の攻撃のスペースを消しながら、鋭い速攻で好機を演出。最大の決定機は後半14分だった。カウンターからFW樋口のスルーパスに抜け出したFW東家がシュート。GKがはじいたこぼれ球に詰めたFW小林心のシュートは決定的だったが、相手DF高井の決死のスライディングにゴール寸前で阻まれた。

　7000人以上が詰めかけたホームで惜しくも敗れた高知イレブンには、川崎Fのサポーターからもエールが送られた。高知出身のMF佐々木は「率直に強かった。1個1個、違ったなと感じた。この相手の中でも自分たちの良さは出せたが、決めきることができなかった。そういったところの違いが出た」と分析。「自分たちの目標は、あくまでJFLからJに上がっていくこと。これをまたJFLのリーグで生かしてJリーグに参入できたらいい」と今後の糧にすることを誓った。