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本田圭佑 37歳“現役続行”明言 「欧州以外に興味。1部リーグでゴールを」

[ 2023年8月2日 05:20 ]

<サッカー本田圭佑U―10新大会設立会見>記者会見に臨む本田(撮影・木村 揚輔)
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 サッカー元日本代表MF本田圭佑(37)が来月をめどに故障からの復帰を目指すことを明言した。昨年10月に行った膝手術のリハビリ途上ながら、1日に千葉市内で行われたイベントではボールを使ってプレーする姿を披露。欧州以外からのオファーを待っている状況で、いまだ経験のないアフリカ大陸でプレーして“5大陸での1部リーグ得点記録”の達成を狙う可能性もありそうだ。

 自身がルールを考案したU―10(10歳以下)「4v4」全国大会の発表会見に出席した本田は趣旨を熱弁するとともに、自身の去就にも言及した。「1カ月後にはプレーできるように仕上げたい」と復帰間近を示唆。チームについても「欧州以外で興味がある。オープンなマインドでオファーがあればと思っている」と語った。

 本田によると、昨年手術した膝の状態は「まだ治っていない」という。ボールを使った練習は1割程度で「感覚も戻ってきていない、今はフィジカルをつくっているところ」と途中経過を説明した。

 ただ、10分間のエキシビションマッチでは小学生を相手にボールを使ったプレーを披露。「あれくらいやって痛かったシーンはなかった。だいぶ良くなってます」と復活への手応えを口にした。

 21年11月までプレーしたリトアニア1部のクラブを最後に、選手としては約1年8カ月ブランクがある。その間はカンボジア代表の実質監督、22年W杯カタール大会での解説のほか、ビジネスなどでも才能を発揮してきたが、選手としてプレーすることを忘れたわけではない。来年のパリ五輪代表も諦めていないと冗談交じりに話す37歳は「引退したことはないので、ケガからの復帰というニュアンス。続けられる限りやりたい」と前向きに取り組んできた。

 過去プレーした9カ国の1部リーグで得点を記録。大陸別ではユーラシア、北中米、オーストラリア、南米でゴールを決めている。現在は未踏のアフリカも含め、世界各国1部リーグのクラブからオファーを待っている段階という本田は「敵はこの膝。それに打ち勝って、どこかの1部リーグで点を取ることを当面は目標にしたい」と新たな旅路を見据えた。

 《U―10大会「4v4」創設を発表》
 本田はU―10大会「4v4」の創設を発表。4対4の形式で子供が自ら考え行動する力を育て、サッカー界の発展につなげる狙いで「大会を通じて日本を背負う人材を輩出できれば、発起人としてそんなにうれしいことはない」と話した。コーチは置かず選手が戦術や交代を決めるなど、本田が考案した独自ルールで実施。11月末まで全国で200以上の予選を行い、48チームが12月の全国大会に出場する。

 《なでしこにエール》
 W杯3大会出場の本田が、女子W杯で快進撃を続ける「なでしこジャパン」にエールを送った。「まだ一試合をしっかりと見ていないんですけど、今回は本当に楽しみ」と期待を込めた。米国など強豪国の名前を挙げ「強いところはいくつかある。ギリギリの勝負になると思うが、注目していきたい」。決勝トーナメント1回戦(5日)の日程も把握済みで「ノルウェーでしょ?楽しみですね!」と笑顔を見せた。

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