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【一問一答】4662日ぶりJリーグ公式戦を終えたC大阪・香川真司「無我夢中で」

[ 2023年2月18日 18:30 ]

明治安田生命J1第1節   C大阪2-2新潟 ( 2023年2月18日    ヨドコウ )

<C大阪・新潟>サポーターの応援に応えるC大阪・香川(撮影・後藤 正志)
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 C大阪はホームのヨドコウ桜スタジアム史上3位となる1万7928人の観客に見守られる中、新潟との開幕戦に臨み、2―2で引き分け。勝ち点1を獲得した。ベルギー1部シントトロイデンから12年半ぶりに復帰した元日本代表MF香川真司(33)が後半25分から試合終了まで出場し、10年5月15日の神戸戦(長居)以来、4662日ぶりにJリーグのピッチに。交代後わずか4分で一時勝ち越しとなる得点に絡む活躍を見せた。

 以下は試合後、香川との一問一答。

 ――試合を振り返って。
 「勝ちたかったですし、失点もちょっと不運な感じでセットプレーからやられたという意味でも、そういうところを突き詰めていかないといけないっていうのは改めて感じさせられました。ただ、始まったばっかりですから、まだまだ連係面含めてやらなきゃいけないこともすごくあるなと感じている。また気を引き締めて次の週に向けてやっていきたい」

 ――個人として時間制限のある中での出場だった。
 「コンディション的には20~30分と話していた中で問題なかったですし、それに向けた準備はできていたのでこれからもっとコンディションを上げていきたい。試合を通してプレスであったり、攻撃のところ含めていいい形もありましたけど、もっとやれるなというのは改めて実感しているので、コミュニケーションを取りながらやっていきたいなと改めて感じました」

 ――4662日ぶりJのピッチ。
 「正直ね、やっぱり今日の試合始まる前まではなかなかイメージがついてこなかったり、いろんなノイズであったり、そういうもの、考えるものたくさんあったりして始まるのかなっていう気はなかなかしていなかったんですけど、スタジアムに着いて、ファンサポーターのあの雰囲気は、自分が経験したことがなかったので、すごく驚いたし、改めていいスタジアム、雰囲気の中やれるなっていう、そこで実感してまたスイッチが入った。改めてファンに感謝したいし、今後、ホームでしっかり勝てるように、そして改めてシーズン始まったなっていうのを感じさせられる瞬間でもあったので、自分にとっては、第一歩として大きな一歩だったのかなと思います」

 ――開幕前「今の自分をピッチで表現したい」とおっしゃっていた。短い時間の中で見せられたか。
 「特にあんまり何も、次を見ているというか、今日の試合に対して特別、プレーに関しては何も感じることはないというか、何より大事なのは、このピッチに立って、始まったなっていうのを感じられたことが次への一歩としては非常に大きかった。クオリティーと連係面に関してはもっともっと上げていかなきゃいけないし、上げていけるっていうのを確信できていますので、それを徐々にやっていきたいなという、そういう気持ちが非常に強いです」

 ――交代で入ってすぐにDF西尾、山中らにポジショニングを指示。
 「ポジショニング、試合の流れの修正というものは攻守において僕たちはもっと選手間でやれるところはやっていかなきゃいけないし、そういうところのコミュニケーションをもっと増やしていかないと、ピッチの中でやるのは選手ですから、チームとしてのベースの中でうまくはまらなかった時、プレスも含めて、その後にどうやっていくのかっていうところの詰め方はもっともっと僕たちがピッチの中で自主的にやっていかないと。こういう相手も今後出てくるだろうし、自分たちのストロングが消されたときも含めて、そういうものは選手が、僕自身も経験がある身としてはやっていきたいし、そういう集団になっていかなきゃいけないと思っています」

 ――いろんな国やスタジアムでプレーしてきた。何が特別だったのか。
 「セレッソは長居でやることが多かったし、長居より(ヨドコウは)収容人数は少ないですけど、逆にファンとの距離も近いし、満員のスタジアムでコンパクトに一体感を感じることができた。自分がいた時はこんなにフルに(観客が)なることもなかったし、サポーター、その歴史も影響していると思う。彼らの力がどれだけ大切かっていうのを自分自身も感じることができたので、次の試合は必ず勝てるようにいい準備をしていきたいなと思います」

 ――描いていたプレーのイメージとの差は?イメージ通りか、もっとできたと思うか?
 「どっちでもないですね。特にイメージはしていなかったし、とりあえず自分の持ってるものを無我夢中でやるという、今日のテーマはそれだけだったので。そういう部分はこれからですね」

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