【W杯代表発表】文集に「W杯を見に行きたい」と書いたシュミット・ダニエル「あの頃の自分に言いたい」

シュミット・ダニエル

　日本サッカー協会は1日、W杯カタール大会（20日開幕）に臨む日本代表メンバー26人を発表した。ベルギー1部シントトロイデンからはGKシュミット・ダニエル（30）が選出。オンライン取材に応じ「呼ばれてホッとした気持ちが強い。その中でもヤット始まるなという気持ちにもなった」と安堵した。

　9月のドイツ遠征ではアメリカ戦、エクアドル戦で好パフォーマンス。選出どころか正守護神を狙えるまでの存在感を見せていたが「GKとしては（呼ばれたのが）3人目だったので…森保さんの“間”で緊張しました」と笑わせた。

　W杯を最初に意識したのは、サッカーを始めた小学2年生の頃。小学5年生の時に開催されたW杯日韓大会をTVで見て、学校の文集には「W杯を見にいきたい」と書いた。だがプロ入りし、18年にはA代表初招集。目指せる位置にいると感じた。本気でカタールの舞台を見据えた。そして、GK3枠の一つを射止めた。「あの頃の自分に言いたいですね。“W杯に行くんだよ”と」。高校から本格的にGKを始めた守護神は目を細めた。

　「誰を起用するかは監督が決めること。他のGKと勝負するというよりも、まず自分が良いコンディションでいることが大事」
　過去W杯でピッチに立った日本人GKは川口能活、楢崎正剛、川島永嗣の3人のみ。練習からアピールし、4人目として名を刻む。