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森保監督 初タイトル「選手たちがJリーグ、日本のサッカーの価値を示してくれた」

[ 2022年7月27日 21:23 ]

E-1選手権(男子)   日本ー韓国 ( 2022年7月27日    豊田ス )

<日本・韓国>前半、手を叩いてイレブンを鼓舞する森保監督(撮影・椎名 航)
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 男子サッカー日本代表は27日、E―1選手権最終戦で韓国代表と対戦。FW相馬勇紀(25=名古屋)の先制点からゴールラッシュの日本が勝利し、森保監督は就任後初タイトルを手にした。W杯カタール大会(11月21日開幕)前の国内ラストマッチで、13年以来2度目の優勝。韓国に勝利したのは13年以来4大会ぶりで、26日に一足先に連覇を決めた女子「なでしこジャパン」と史上初のアベック優勝を飾った。

 通算78度目、A代表の森保ジャパンでは3度目の日韓戦。19年の前回大会決勝では0-1で敗れて優勝を逃し、昨年3月の親善試合では山根らの得点により3-0で快勝した。この日の勝利で日韓戦は通算15勝23分け40敗、J発足後の対戦では9戦10分け9敗と五分の成績に持ち込んだ。

 試合後森保監督は「選手たちがこの大会で自分たちの価値を上げるという目的を持って、Jリーグの価値、そして日本のサッカーの価値を上げようとみんなが志してくれて、よくやってくれた」と喜びを語った。
 
 3日前の中国戦出場組は佐々木と小池を除いて疲労を考慮して休ませ、先発には19日の香港戦に先発した選手を8人起用した。国と国のプライドがぶつかり合う伝統の一戦。「日韓戦が特別である」ことは重々承知する。その上で「特別な試合に臨むにしても、特別なことはない。個の力、チームとしての力を最大限発揮すれば自然と結果は付いてくる」と選手を送り出した。

 24日の中国戦ではほぼ23歳以下の相手にシュート20本を放ちながら1点も奪えずスコアレスドロー。前線の決定力不足だけでなく、「DFラインのところからもっとアグレッシブにチャレンジできるように働きかけをしてあげたら良かった」と指揮官自身も反省した。韓国戦に向け、チャレンジする姿勢を強調した。

 計3試合で招集した26人を全て起用した。W杯前の、国内組の〝生チェック〟はこれで終了。「限られた時間でどれだけのことをやったかについては見させてもらっている」と話す。来月末からは欧州組の現地視察へ赴く予定。本番まで4カ月を切り、26人の枠を巡る選考は佳境を迎えていく。

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