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浦和 マルセイユDF酒井宏樹の獲得が決定的に!6月中旬にも発表へ

[ 2021年5月25日 05:00 ]

酒井宏樹
Photo By スポニチ

 浦和がフランス1部マルセイユの日本代表DF酒井宏樹(31)を今夏、複数年契約で獲得することが24日までに決定的となった。関係者によれば移籍金を含め、詰めの部分を残していた交渉も基本合意した。今季のフランス1部は23日に全日程を終了。6月中旬にも正式発表される見込みで、9年ぶりのJリーグ復帰となる。

 この日、酒井は自身のSNSで「今季を最後に欧州を離れ、マルセイユでの夢に終止符を打つことを決めました。マルセイユに来た時、ここが最後の欧州のクラブになることを決めていました。考えは変わってません」などと投稿し、5年間プレーした名門に別れを告げた。今季も29戦、欧州CLも全6戦に出場した。兼ねてからトップパフォーマンスのうちにJ復帰の意向を持ち、満を持しての国内復帰となる。

 25日にも日本代表の千葉合宿に合流し、まずは28日のW杯予選ミャンマー戦を戦う。同31日からはOA枠として招集されたU―24代表へ戦いの場を移す。DFに必要なパワー、スピード、技術を兼ね備え、本職の右SBに加え、マルセイユではCB起用でも高評価を得た。本大会のOA枠出場も確実で東京五輪には「浦和の宏樹」として出場することになりそうだ。

 浦和は現在6位まで順位を上げて来た。右SBでは、西大伍が抜群の存在感を見せているが、よりゴールに近い右MF、ボランチでのプレーも得意。SB、CBもこなす酒井の加入は戦術の幅、DF陣の層も厚くする。代名詞の高速クロスで新助っ人FWユンカーの得点をアシスト…、早くも、そんな妄想が膨らんでくる。

 フランスではパリSGのFWネイマールとも互角に渡り合った酒井がレッズにやって来る。東京五輪に出場すれば実戦デビューは8月9日の札幌戦以降となる見込み。22年のリーグ制覇を掲げる「3カ年契約」の2年目、浦和が黄金期を彷彿(ほうふつ)させる大型補強を成功させた。赤い悪魔の戦力が巨大化してきた。

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2021年5月25日のニュース