×

中山雅史氏、磐田コーチに就任 12年ぶり古巣復帰「J1昇格に向け全力でサポート」

[ 2021年1月14日 05:30 ]

15年、磐田に臨時コーチとして迎えられた中山雅史氏(右から3人目)
Photo By スポニチ

 J2磐田は13日、元日本代表FW中山雅史(53)がトップチームコーチに就任することを発表した。2009年までの16年間プレーしてJ1歴代3位の157ゴールをマーク。3度のJ1制覇に貢献した“レジェンド”が12年ぶりに古巣に復帰する。

 15年から昨季まで選手として所属したJ3沼津は退団。沼津では公式戦に出場しておらず、実質的に現役引退となる。それでも「現役選手のトレーニングをひとまずやめて、ジュビロ磐田のコーチとして活動することを決めました。またいつか沼津に戻ることがあるかもしれません」とクラブを通じてコメント。12年の札幌退団時と同様に、今回も「引退」という言葉は決して使わなかった。

 J2磐田では、02年に監督と選手としてJ1優勝を成し遂げた鈴木政一監督と、今回はコーチとしてタッグを組む。クラブを通じて「このたびジュビロ磐田のコーチとして帰ることになりました。J1昇格に向けて鈴木監督を全力でサポートしていきます」と意気込みを語った。

 実は中山は19年に沼津U―18のコーチも兼任し日本クラブユース選手権(U―18)大会出場の一翼を担った実績を持つが、トップチームではコーチを務めるのは初めて。ゴンゴールを積み重ねてJ1で2度得点王に輝いた“炎のストライカー”が、J1復帰と名門復活を目指す磐田でどのような手腕を発揮するのか、期待と注目を集めそうだ。

 ◆中山 雅史(なかやま・まさし)1967年(昭42)9月23日生まれ、藤枝市出身の53歳。藤枝東―筑波大―ヤマハ発動機・磐田―札幌―沼津。02年W杯日韓大会など90年から03年まで日本代表として53試合に出場して21得点。J1リーグ通算355試合157得点、天皇杯には41試合出場し16得点。家族は妻と娘。1メートル78、72キロ。血液型O。

続きを表示

この記事のフォト

2021年1月14日のニュース