柏　7大会ぶり頂点ならず…クラスター乗り越えるもあと一歩

YBCルヴァン杯決勝   柏1―2FC東京 （ 2021年1月4日    東京・国立競技場 ）

＜FC東京・柏＞ルヴァン杯決勝、FC東京に敗れガックリのオルンガ（右から2人目）ら柏イレブン（撮影・西海健太郎）
Photo By スポニチ

　柏は7大会ぶり3度目のルヴァン杯頂点にあと一歩、届かなかった。1点を追う前半終了間際に、セットプレーからFW瀬川が同点ゴール。しかし、後半29分に守備の一瞬の隙を突かれて勝ち越しを許した。歓喜に沸くFC東京の選手たちを横目に、MF大谷主将は「1位と2位では全く違う。表彰を横で見るのは悔しい」と肩を落とした。

　当初は昨年11月に開催予定だったが、直前にクラブ内で新型コロナウイルスのクラスター（集団感染）が発生。一時は開催も危ぶまれた中、年をまたいでの仕切り直しとなった。タイトルを懸けた舞台を経験する選手は少ないだけに、大谷は「この負けを生かさないといけない。次はこの負けがあったからこそ、と言えるようにしないと」と必死に前を向いた。