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ワトフォード主将ディーニー コロナ不安で練習参加拒否に中傷、罵声も「つらかった」

[ 2020年5月28日 16:59 ]

新型コロナウイルスの影響で中断しているイングランド・プレミアリーグ(AP)
Photo By AP

 イングランド・プレミアリーグのワトフォードでキャプテンを務めるFWトロイ・ディーニー(31)が、新型コロナウイルスに対する家族の健康不安を理由にチーム練習参加を拒否したことで、誹謗(ひぼう)中傷を受けたことを明かした。

 ニューカッスルのMFダニー・ローズ(29)らとともに、リーグ再開に向けた動きに疑問を呈していたディーニー。27日に米テレビ局CNNスポーツのインタビューで「私の心配は純粋に家族。5歳の息子が呼吸器に問題を抱えている」と練習を拒否した理由を改めて説明した。

 練習参加を拒否したことで、家族もネット上で非難を浴びており「妻も被害に遭っている。“お前の息子がコロナにかかれ”というコメントもあった。つらかった」。外出中に知らない人から「オレは働いているんだ。お前も仕事に戻れ」と直接罵声を浴びせられたこともあったという。

 ディーニーは新型コロナウイルスの専門家から直接説明を受けて態度を軟化させており「ずっと練習に出ないとは言っていない。来週から合流する可能性はある」と語った。

 3月12日から中断しているプレミアリーグは、6月中旬の再開を目指して今月19日から5人以下のグループ練習を開始。27日に全クラブが参加した会議で、練習中の人数を12人に緩和し、スライディングを含めた接触プレーを許可することを決定した。

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2020年5月28日のニュース