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40歳で念願のJリーガーになった男、FW安彦が引退決意「2020年を選手としてのラストイヤーに」

[ 2019年12月28日 17:28 ]

 クラウドファンディングにより40歳だった昨年4月に念願のJリーガーになったFW安彦考真(41)が所属先のYS横浜を通じて来季で現役引退することを発表した。

 神奈川県出身で、ブラジルでのプレー経験もある安彦は23歳で一度は現役を引退した。その後、J2大宮の通訳や高校サッカーの指導者などを務めていたが、40歳の時に一念発起。「人生の後悔を取り返しにいく旅」と本格的なトレーニング費用などをクラウドファンディングで募り、練習参加していたJ2水戸へ昨年4月に加入した。だが、公式戦出場はなく、契約満了により水戸を退団。今季はJ3のYS横浜に移籍し、3月10日に行われた開幕戦(対鳥取、ニッパツ)でジーコ(鹿島)がJリーグ元年の1993年に記録した40歳2カ月13日を更新する41歳1カ月9日で最年長デビューを果たしていた。

 この日、YS横浜から来季の契約更新が発表された安彦は「40歳でJリーガーになり、41歳でJリーグデビューをし、42歳になる2020年を選手としてのラストイヤーにすると決意した安彦です。来季でJリーガーとして3年目を迎えます。2020年というスポーツ界にとって非常に大きなターニングポイントとなる年を、選手生活の最後と決めました」と東京五輪イヤーの2020年をもって現役引退することを発表した。

 今季J3リーグ戦8試合に出場した安彦。ゴールはまだないが、「僕の人生において、最大の挑戦をスタートさせる、2020年をみなさんと一緒に突き進めたら幸せです」とラストイヤーへ意気込んだ。

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2019年12月28日のニュース