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U―22代表、最多9発圧勝で令和元年白星締め 中山スーパーFK 安部初得点 旗手は3分で2ゴール

[ 2019年12月28日 21:15 ]

国際親善試合   U―22日本9―0U―22ジャマイカ ( 2019年12月28日    トラスタ )

<日本・ジャマイカ>前半5分、先制ゴールを決める中山(撮影・岡田 丈靖)
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 来年の東京五輪出場を控えるサッカーのU―22日本代表は28日、長崎県諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で行われた国際親善試合でU―22ジャマイカ代表と対戦。DF中山雄太(22=ズウォレ)のスーパーFKで先制すると前半だけで5点を奪って9―0で快勝し、年内最終戦を白星で締めくくった。9得点は今年3月22日のU―23アジア選手権予選・マカオ戦(8―0で勝利)を超えるこの世代での森保ジャパン最多得点となった。

 来年7月23日に開幕する東京五輪の男子サッカー。A代表でもあるMF堂安律(21=PSVアイントホーフェン)、MF久保建英(18=マジョルカ)が不在の中、本大会のメンバー18人を懸けてサバイバルが続く中、いきなり魅せたのは主将の中山だった。開始早々の前半5分、ペナルティーエリア手前の右サイドで得た直接FK。中山が得意の左足を振り抜き、鋭い弾道でゴール左隅に突き刺して先制すると、これがゴールラッシュの号砲となった。

 前半16分には、川崎F入りが決まっているMF旗手怜央(22=順天堂大)が抑えが効いた見事な右足ボレーで2点目を入れると、1分後の前半17分には1トップで先発したFW前田大然(22=マリティモ)が右クロスを右足で決めて3点目。前半19分に旗手が左足で自身2点目を決めた後の前半28分には10番のMF安部裕葵(20=バルセロナB)が自ら得た右足PKを相手GKに反応されヒヤリとさせながらもゴール右隅にねじこんであっという間にリードを5点に広げた。

 5―0で突入した後半6分には安部が“ラリアット”されて得た右FKを代表デビュー戦となったMF東俊希(19=広島)が直接決めて6点目。後半13分にはそろってゴールを決めた1トップの前田、2シャドーの安部、旗手に代えてFW一美和成(22=J2京都)、川崎F入りするMF三笘薫(22=筑波大)、MF岩崎悠人(21=札幌)が一気に“3枚替え”で投入された。結果が欲しい1トップの一美が後半37分、左クロスを右足で押し込んで代表デビュー弾を決めると、終了間際には岩崎のクロスから三笘が決めて8点目。アディショナルタイムには岩崎がきっちりPKを決めて圧勝の最後を飾った。

 令和元年を白星で締めくくったU―22日本代表の年間成績は7勝3分け3敗(PK戦は引き分け扱い)。U―23日本代表となる来年1月にU―23アジア選手権(タイ)に出場する代表メンバーは29日午前11時に発表され、1次リーグB組に入った日本は9日にサウジアラビア、12日にシリア、15日にカタールと対戦し、A~D組の各組上位2チームが決勝トーナメントに進出する。

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