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J2大宮 新監督に“アジアの大砲”高木琢也氏が就任「これまでの経験を注ぎ込みます」

[ 2018年12月9日 15:23 ]

大宮の新監督に就任する高木琢也氏
Photo By スポニチ

 J2大宮は9日、元日本代表FWで、今季までJ1の長崎で監督を務めていた高木琢也氏(51)の新監督就任を発表した。降格から1年でのJ1復帰を目指した大宮は5位でJ1参入プレーオフ進出を果たしたが、1回戦で6位の東京Vに敗れて昇格に失敗。その後、石井正忠監督(51)の退任が発表されていた。

 現役時代に広島、V川崎(現J2東京V)、J2札幌でプレーし、日本代表FWとして国際Aマッチ44試合27得点の成績を残した高木氏は、2000年シーズンを最後に現役を引退。06年途中にJ2横浜FCのコーチから監督に昇格すると、同年にクラブ初のJ1昇格を成し遂げた。

 その後、J2東京Vでコーチ、監督を歴任。J2熊本監督を経て13年に故郷であるJ2長崎の監督に就任すると、5年目の昨季にJ1へと導いた。クラブ初のJ1挑戦となった今季は8勝を挙げる健闘を見せたが、最下位でJ2降格が決定。シーズン終了後、退任が発表されていた。

 高木氏は大宮を通じて「大宮アルディージャのファン・サポーターの皆さま、はじめまして、高木琢也です。来シーズンより大宮アルディージャの監督に就任することになりました。よろしくお願いします。私が掲げる第一の目標は、J1昇格です。選手一人ひとりがアグレッシブな戦いができるよう、これまでのJクラブ監督の経験を注ぎ込みます。そして、大宮アルディージャに関わる全ての人たちと共に、目標に向かって尽力します。皆さん、応援よろしくお願いします」とコメント。

 6年間指揮を執った長崎を通じては「この度、来季から大宮アルディージャの指揮を執ることになりました。6年間、長崎で得たこと、学んだことを次の環境で生かせるようこれからのサッカー人生を歩んでいきます。長崎のみなさんと過ごした6年間はとてもいい時間、大切な時間でした。立場、環境は変わりますが、また、お会いできることを楽しみにしています」と談話を発表した。

 また、長崎の高田明社長(70)は「これまでのV・ファーレン長崎の発展のためのご尽力に、改めて感謝申し上げます。来シーズンは同じJ2の大宮アルディージャさんで指揮を取られるということで、また共に戦えることを嬉しく思います。場所は離れますが、正々道々、切磋琢磨して、一緒にJ!昇格を目指しましょう!サッカーには夢がある」とのコメントを発表している。

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2018年12月9日のニュース