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J2初昇格の鹿児島 セレモニーで社長が仰天告白「あと2億円ぐらいは…これが現実」

[ 2018年11月25日 17:49 ]

 明治安田生命J3リーグは25日、第33節最終日の4試合が行われ、前節2位の鹿児島が同4位の沼津に1―0で勝ち、3連勝。勝ち点を57として今季の2位を確定させ、最終節を残してJ2初昇格を決めた。

 福岡時代にJ1経験もあるMF中原秀人(28)が後半29分に左足で決勝ゴール。試合後のヒーローインタビューでは「自分が決めて勝てればいいなと思ってましたけど、まさかこういう風な結果になって、昇格することもできてホッとしています」と喜びを語ったが、ここまでの道のりを振り返ると「チームが悪い時期もありましたけど、皆で…」と言葉にしたところでうつむき絶句。J3参入3年目で決めた初昇格に、こみ上げるものを抑え切れなかった。

 九州リーグ時代からチームを引っ張ってきた地元出身のMF赤尾公主将(30)は「ホッとした気持ちが一番強いですけど、こうやってスタジアムに来てくださった皆さんが報われて非常にうれしく思います」と笑顔。試合後に行われたホーム最終戦セレモニーでは「昇格した喜びと(試合の)疲労で頭の中がパニックになってます」と話して場をなごませた。

 また、セレモニーであいさつに立った徳重剛社長(41)は終始笑顔ながらも「喜びはきょうまで」とキッパリ。「現実的に言いますと、あと2億円ぐらいは来年上乗せしないとですね…。これが現実です!」と来季の運営費が足りないことを明かした上で「皆さんには2億円出してとは言いませんので、是非きょうのようにご友人や会社の同僚等誘っていただいて、チケットを買っていただいて、観戦にいらしてください!まだまだグッズもございます!」とユーモアたっぷりに呼びかけた。

 さらには「あともう1つだけ!」と付け加えて「今季雨の日の平均は2000人弱です。やはり新しいサッカースタジアムも必要だと思います!」と来場していた鹿児島県知事と鹿児島市長に”おねだり”する場面もあり、スタジアムを盛り上げていた。

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2018年11月25日のニュース